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Rossin Quadro シェイクダウン

木曜日は1日フリーの予定だったんですが、昼から予定が入ってしまいました。それでも午前中は走れますから、いよいよ、RossinQuadroのシェイクダウンです。
この間、仮組みした時点でちょっと乗ってみて、かなり前乗りやなあとは思っていたので、若干サドルを引いて乗ろうと。。。

乗って最初に思ったのは、
“げげっ!サドル高いかも!”

おっかしいなあ。。。。僕はBB中心からサドルトップまでの長さは73cmのはずなのですけど。。。。しかもこいつのクランクは170mmなので、普段乗っているロードの172.5mmに比べると理論的にはサドルは低く感じるはずなんですけど。。。やっぱり、ビンディングとクリップタイプの差か?
あと、調子こいてサドルちょっと後にセッティングしてましたからその影響もあるのかな?
ああ、そうか、サドル引くだけやったら高くなるんや。。。。忘れてた。。。
もうひとつ。それもあってか、ポジションが遠く感じてしまいました。
でも、これは何故かわかりません。
僕のレバーポジションはサドル先端からブラケットの親指と人差し指の間が当たる付近までで71cm。Rossinは70cmでしたので、ポジション的には近いはず!これはどういう。。。。
とりあえず、サドルポジションだけでも下げようと、、、、、

“げげげっ!!携帯工具忘れた!”

一人なら取りに帰るところですけど、木曜日はS木さんと約束してたので、そのまま行っちゃいました。

Rossin Quadro シェイクダウン_c0107075_910122.jpg

(やっぱりサドル引きすぎ。。。)



泉大橋でS木さんと合流して、まずは加茂へ向かいます。

Rossinの感想ですけど、クロモリフォークってかなりええのとちゃう?
低速では、結構細かいロードノイズというか何というかがカーボンに比べると多いような気もしましたが、走り出してしまえば全く気になりません。フレームもそら今時のカーボンに比べたら柔らかいですから、ロードレーサーなのにこんなに乗り心地いいの?っていう感じです。シールドよりはるかに乗り心地はいいです。
クランクの2.5mmの差を感じるかと思いきや、サドルの高さの違いの方が気になって気づきもしませんでした。

加茂から当尾に向けて坂道を上り始めます。

“しんどっ!!!”

ギアはあっという間にインナーローです。39*25の8キロそこらのバイクにに慣れた体には10キロ近い42*23は酷でした。。。。
それとね、これはランドナーでもそうなんですけど、“回すペダリング”をするとクリップからスポッと足が抜けてしまいます。結構ストラップを閉め込んでいても抜けそうになってしまうんです。ダンシングするとこれはさらに顕著で100%抜けてしまいます。これは僕だけちゃいますよね?だからといって、シュープレート付けてストラップ閉めたらいざという時危ないし。。。。
困った。。。ダンシングという僕の最大の武器(武器ではないが、これを使わないと登坂できない)を使えない。。。。

イジイジしながら登っていきます。

それでも、ここで僕はあることに感動しました。それは、カンパニョロの変速性能です。
当時、サイスポとかを見ていると、みんながこぞってカンパを使っていましたが、僕はあれがなかなか理解できなかったのです。サンツアーが特許を取ったスラントパンタはそれはそれはキレイに変速していたように思います。一方カンパは機構的には古い縦型のメカなのに、何でみんなこぞって使うわけ?
なんで???といつも疑問でした。

けど、実際使ってみてわかりました。
そら、これはみんな使うわ!
まあ、スパスパとシフト決まります。
フロントはさすがに今風のピンの付いたやつには全くかないませんけど、リアは遜色ないのとちゃう?少なくともランドナーに付けているジュビリーに比べたらえらい違いです。ランドナーでリアシフトしたらそれだけで失速してますから!!

S木さんとおしゃべりしながら、ゆっくりと登っていきまして、岩船寺の先から狭川へ下っていきます。路面状況はあまり良いとは言えませんけど、車があまり来ないというかまず来ないので。。。。

ここでまたRossinの話になります。
僕は自転車に乗れるようになってからこのかた、ブレーキは右前です。
でも、ご存じのように、ほぼ世界中のパーツは右前用には設計されていません。。。。これを僕らは強引に右前で使っているわけです。。。
Rossinも当然右前で使うつもりやったんですが、ある事情により右後で使う決心をしました。
前の写真にも写っていますが、Rossinはリアブレーキ内蔵でして、この流れが左から入って真ん中に出るようになってます。これを強引に右前(左後)にするのは結構無理あるなあと。。。。
まあ、Rossinに乗っていてパニックブレーキとかする可能性はかなり低いと思うので、思い切って右後のセッティングにしました。

さあ、生まれて初めての右後。
路面状況は良くないと書きましたが、時々コケ生えてたり、砂浮いていたりする下り道。頭では“右は後!前は左”と思っていても、走っていると忘れてくるもんで、この道を下っている時はかなり気を遣いました。普段滑りやすい路面で使うブレーキは、普段滑りやすい路面では使ってはいけないブレーキですから。。。。

“ヒ~~~~~~ッ!!!”

狭川から笠置までは緩い下り。暖かい春を思わせる日を浴びて気持ちよすぎです。
ペダリングにクロモリのウィップがシンクロして、アホレナリンがちょろちょろと。。。。


さあ、笠置からが、本日のメインイベント。。。。。


この日のコースは僕が決めてました。
というか、前から、ここへ来ようと思ってました。本当はケルビムで来ようと思ってましたが、直前にRossin出来たのでRossinで来たわけです。

笠置のトンネルが開通する前は国道は南側の断崖絶壁を回り込む通称七曲がりを通っていました。
じゃあ、その前は?
トンネルの北側の鞍部を強引に越えていました。
この道、“伊賀街道”っていいます。
前から知ってはいましたが、走るのは初めてです。その部分の地図をじっと眺めていると多分強烈な勾配なんだろうなあということは容易に推測がつきます。地図上で500m進むと、標高は100m弱上がる。。。。平均勾配は???

Rossin Quadro シェイクダウン_c0107075_9101292.jpg

Rossin Quadro シェイクダウン_c0107075_9102088.jpg


はい、とてもきつかったです。
旧街道なので、それなりの道祖神とかも立っていますので、自転車を駐めて写真を撮る。そうすると、既に乗車不能。。。。クリップが入りません。。。。
そこらの石垣に手をついて。。。。
勾配は一瞬だけ緩くなったけど、再び暴力的になって。。。。。
Rossin Quadro シェイクダウン_c0107075_9103027.jpg

はい、押しました。




Rossin Quadro シェイクダウン_c0107075_9104038.jpg


頂上には地蔵堂と言ってもいいほど立派な祠があって、その向こうに大きな石碑があって、旧街道の雰囲気あります。


やらせ写真とかも撮って遊びました。
Rossin Quadro シェイクダウン_c0107075_9104999.jpg


しかしまあ、S木さん、写真撮るためにいっぺん降りるとは。。。。変態。



Rossin Quadro シェイクダウン_c0107075_911125.jpg

(ピークからまだ上に行く道の途中からのショット。なかなか雰囲気あります)


上でちょっと休憩してから下りましたけど、こっちもまた強烈でした。
昨日は一気に下ってしまいましたが、ちょっと調べてみると、伊賀街道は山腹を徐々に下っているようで。。。。こっち走ればよかったですね。すいません。
また行きましょうねS木さん。。


沈下橋を渡って、山に踏み込んでいきます。

Rossin Quadro シェイクダウン_c0107075_9111144.jpg





ここから柳生まで登っていきますけど、この道はなかなか強烈です。途中ダートとかもあったりまします。かといって、他の道はありませんのでね。。。。まさか、レイクフォレストへ行く道を上るのは絶対イヤやし。。。。。
リムが埋まるほどの水たまりにつっかんだりしてましたので、ブレーキのかすはフレームやそこらに流れ、ああ、かわいそうに、RossinQuadroは泥まみれのけちょんけちょんに蹂躙されてしまいました。

柳生からは白砂川沿いに再び笠置に下り、R163に入ります。
結構強い西風が吹いとりまして、前を走る僕はダメダメです。
ほんの一瞬でS木さん先頭交代!一気に上がるスピード!
ちぎれたら終わりです。。。。そやけど、これがまた。。。きつい。。。
必死に張り付きますけど、シフトの度に微妙に遅れます。これが手元シフトとWレバーの差や!
8回くらいちぎれそうになりつつ何とか加茂まで付いてけました。

S木さん前走ってもらっておおきにでした。


途中、加茂でええ場所教えてもらいました。
あれはなかなかええです。ほんまにええです。。。。
秘密やけどね。。。。
by tamz_ortho | 2010-02-20 09:21 | Rossin Quadro