僕のロッシン

僕のクラシックロードは、Rossin Quadroです。
今風にロードバイクとか呼ばないで下さいね。
Rossinは、ロードレーサーです。

Rossinを興したビルダーMario Rossinは元々コルナゴの工房で働いていました。メルクスのアワーレコード車はMarioによるフレームだということは有名な話ですわね。その後1974年にコルナゴから独立してミラノで「Rossin」を興しました。
職人気質のMario Rossin は、1990年代に入ると、共同経営者ともめたりして工房を出てしまいますので、これ以降の時代のRossinはMarioの手によるものではありません。もっと細かいことをいうと、1980年頃には忙しくなってきて、何人かの人を使っていたようで、そういう意味では、間違いなくMarioの手によるものといえば、1970年代までのモデルに限定されるそうな。まあ、そんな細かい事言っちゃったら、身も蓋もないんですけど、ロッシンにおいては、Rossinのネームがおもいっきり書いてあったとしてもMario Rossinやその弟子がまったく関わっていないRossinが普通に存在するという。。。Rossinの歴史は面白いのだ。


さてさて、僕のロッシンは、あまり何も考えずにオークションでゲットしたやつなのですが、まあまあ愛着もあって、その素性が気になるところではあります。
今回ちょっときっかけがあって、この辺りを詳しく調べたろうと思いました。(前にも調べた気はするけど。。。。)

まあしかし、資料の乏しい事よ。。。。既知の話しか出てこない。。。。。。

結果から報告すると、RossinQuadroというのはチェンステーに「Quadro」というデカールが貼ってあるから僕がそう呼んでいただけです。カタログ名としてそんなモデルは存在しませんでした。\(◎o◎)/!
だって、Rossin Recordとかはチェーンステーに「Record」って書いてますから、これがモデル名やと勘違いするでしょう?しますよね?するする!絶対する!僕に責任は全くない!

ああ、ちょっと話が先走ってしまいました。。。。。



研究成果を発表していきたいと思います。ちなみに、僕のいう「Rossin」はMarioが関わっている「Rossin」ですので、Marioが出て行っちゃった後のことは知ったこっちゃ無いです。そっちのRossinは全く別物だと思っています。だって、Marioとなんの関係も無いですから。Rossinと名乗るの恥ずかしくないのかなあ?


まず、見た目から鑑みることにします。
Rossinはロゴマークから初期~中期~終期に分けることが出来ると思います。これはもうちょっとクラシックロードかじってる人やったらみんな知ってはることですけど、初期は’74~’76ごろでしょうか?「R」の字が跳ねない字体で、スキー用品メーカーのロシニョールのロゴに酷似していることからクレームが付いてしまいました。Marioもまずったと思ったんでしょう、ロゴが変わるんですが、このロシニョールRの初期モデルは間違いなくMarioの手によるものと思って間違いないようです。この頃のラインナップはなんぼググっても出て来ません。UGの兄♭♭♭さんのロッシンはこの初期型の中でも最初期エンド幅120mmのやつです。多分コルナゴから独立してすぐのやつと思われます。
中期は’83年頃まででしょうか?この頃はロゴマークの「R」は跳ねるようになります。字体はどっしりとした太めですね。この頃のモデルは職人が何人か居てはったので、1からMarioが作ったものではないかもしれないらしいです。そうそう、キヨミヤザワの宮沢氏もRossinの工房で働いてはりましたね。この頃のラインナップはRossin+使用コンポ名やったみたいです。使用しているチューブなど、フレーム自体はほとんど変わらなかったのでしょうかね?この辺がMarioのこだわりやったんでしょうか?えべっぷりさんやつっちーさんのはこの中期モデルです。
末期になると、「Rossin」の字体は同じだけど、縁取りが太くなって、なんか線が細く感じるような字体になりました。カラーリングパターンもこの末期に入るとがらっと変わって、80年代風のポップなデザインになります。チュービングもスター断面チューブやギャランティーの怪しいチューブも使われたようです。僕のは、この末期の最初期ちゃうかなあとおもいます。
ロゴの話はこの記事に詳しいです。この時は、奇しくも初期型~中期型~後期型が勢揃いすることになりました。
Marioの視点で見てみても初期~中期~終期に分類出来るのではないでしょうか。
初期は、コルナゴから独立して、アマロードで勝って一躍有名になって、飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃。
中期は、幸か不幸か超多忙になってしまって、マネージメント関係は他の人に任せて、フレーム作りは他の職人さん達を使いつつ、必死になってやっている頃。
終期は、共同経営者との意見の食い違いからだんだんとやる気をなくしていった頃。

終期のその後、Marioは自分が興したRossinから離脱して、新たにM.Rossinを立ち上げ、義理の弟と友人とで共同経営するのをきっかけに「CT Rossin」という名前に変わりました。がしか~し!名前が紛らわしいと言う理由で自分の興した今は関係ないくせにRossinを名乗る会社からクレームをつけられ、「Ross' Art」という名前になりました。さぞかしむかついただろうに。。。。。
しかし、悲しいかな時代はアルミ~カーボン時代に突入していく頃。クロモリの魔術師の出番は全くなくなってしまったのです。そのまま2002年頃にはフレーム制作もほとんど止めてしまったということです。



さて、僕のRossinは一体?????

必死に調べてみます。
どうでもいい話ですが、「調べる」というと、なんか凄い頑張ってる感ありますけど、「ググる」と書くと「それ、お前何もしてないじゃん!」みたいな印象やないですか?
まあ、僕は実際、必死に「ググった」んですけどね。でも英語表記ページも必死で読んだし、許して下さい。

前述のように、初期のカタログはいくらググっても出てきませんでした。
まあ、多分作る必要が無かったのだと思います。どのフレームもカラー以外の違いは無いという感じやったのではないかと推測します。。。。


中期のカタログは一つヒットしました。世にエアロブームが到来した頃でしょうか?フラッグシップモデルはモドロのコンポを使ったエアロモデルですが、ベーシックなモデルはスーレコやヌーボレコードを使っています。エアロモデルは別としてフレームには違いがないように思います。そういう意味では何年度版とかはどうでもいいのかなあ?????
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(つっちーさんやえべっぷりさんのと同じだ〜)





終期型もカタログがネットにありましたがやはり何年度のものかは不明です。チェックしてみますと、最上級モデルはGHIBLIと呼ばれる、スター断面チューブを使ったモデル。まあこれはこの際置いといて、上級モデルはリアブレーキワイヤー内蔵でコロンバスSLXチューブ。下位モデルはこれがワイヤートンネルでチュービングはコロンバスSLになります。上級モデルも下位モデルもチェーンステーには「Quadro」のデカールが。(GHIBLIは「GHIBLI」)。。。。そして、ラグはショートポイントイタリアンカットのヒゲ付きで、ハンガーはロッシンオリジナルロストワックス製の高剛性なものになっています。この上級モデルが「RLX」。下位モデルが「RL」と呼ばれています。「X」はSLXのXだろうなあ。
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(ぱっと見は僕のロッシンの色違いに見えますが、チューブがSLXのRLXというモデルです。)




今まで、初期~中期~後期なんて分類してきましたけど、ロゴなんかは無視してフレームだけを見た場合、前期と後期に分けられると思いました。そしてその境目はどこか!僕はラグだと確信しました。前期はロングポイントのイタリアンカット、後期はショートポイントになりハンガーラグはロストワックスオリジナルに変わりました。この時より以前では、モデル名に使用コンポの名称が付いていたと思われます。。。。多分。。。
何せ、資料が少ないのでわからない!
まあ、言うても、「Super Record」と「Record」しか無くて、ググりまくった結果、ロシニョールロゴ時代には特別モデルとしてモントリオールオリンピックの時「Montreal」があったようです。これらのモデルの特徴はロングポイントのラグが使われています。
そして、これ以降、即ち、ロストワックスハンガーラグ&ショートポイントラグの時代には、使用コンポまでもそれまでのカンパのみからシマノコンポも積極的に採用していたようで、思うに、この頃より共同経営者のマネージメント戦略として細かな違いでのグレードに差別化を図りだしたのではないかと推測してしまいます。レース機材としてのフレームを作っていたMarioにはその辺が理解できなかったのかもしれません。
カタログ、他の年のも見たいなあ。でも無いのです。。。。。昔何かの本で、「Rossinはカタログは3年に1回くらいしか作らない。なぜなら、毎年ほとんど変わらないからね。」という記事を見た記憶がある。

さて、わがRossinはいつごろのどんなモデルなのかが気になってくる。
この辺の推理はあくまで僕の推理なので、「ちが~う!」と言う反論とかがあれば、どんどんお願いします。

わがRossinの特徴は
1.チェーンステーに「Quadro」のデカールが貼られ、ハンガーラグはオリジナルのロストワックス
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2.ショートポイントラグ。
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3.リアブレーキ内蔵処理。
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4.使用パイプはコロンバスSL
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5.ロゴは細身縁取りタイプ
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ここ辺りから推理していくと、ロシニョールロゴ時代からレコードの、すなわちロングポイントラグの時代に終わりを告げ、ショートポイントラグ&ロストワックス製ハンガーを使い出したが、未だSLで作っていた時代の上級モデルではなかろうかと。。。。
Wikiで調べてみると、SLXのチューブがコロンバス社から発表されたのは1985年のようで、となると86年モデル以降の最上級モデルはRLX。85年モデルまではRLが最上級モデルということになりましょうか?

僕のRossinは85年モデルのRLで多分間違いないと思います。


あああ、なんかすごいすっきりした~~~~~!!!!





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この刻印の意味がわかればもっとすっきりするのに。。。。。




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あと、このステッカーの意味も。。。。。。






つづく。。。。。ん?????
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by tamz_ortho | 2015-09-19 22:02 | Rossin Quadro | Comments(2)
Commented by ギンタロウ at 2015-09-26 12:35 x
こんにちは。お久しぶりです。う~ん、文字多い。
すごい研究成果ですね。一つのメーカーを掘り下げるのって面白い。
所有しているメーカーならなおさらですね。
イタリアンレーサーのことあまり知りませんが、BB上のステッカーは
多分、デュポンの塗料でペイントされているというものかと推測します。
Commented by tamz_ortho at 2015-09-26 20:55
ギンタロウさん、こんばんは。

字多いでしょう?(笑)

なるほどあのステッカーはそういう意味ですか。。。。。
これはってたら、マリオちゃうとかかとびびってました。(笑)