第3回クラシックレーサー鑑賞会 〜フレンチ クールス・ルート〜

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クラシックレーサーの鑑賞会も、もう3回目です。


1回はイタリアンレーサー、2回目はジャパニーズレーサーでした。

3回目は、フレンチレーサーがテーマになりました。


フレンチレーサーは特に「クールス・ルート」なんて呼ばれたりしますな。かっちょいい!



会場に着くと、もうぼちぼちレーサーが並べられていました。

例年通り、午前中は、ああだこうだ。。。フリートークの時間です。



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(普段見慣れぬ(失礼な!)フレンチレーサー達)



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(フレンチじゃないレーサーも数台。。。。)



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(近寄れないコーナー。。。。(笑))



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(大所帯なプジョー)





昼ご飯を食べたら、午後の部。

11台のプレゼンテーションの時間です。





まずは、本日の最多数派のプジョーです。

PX-105台と、PR-101台やそうです。。。。

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(たきちゃんさんのPR-10はラグがイタリアンカットです。)




ヘッドアングルも年式によって微妙に違うようです。プジョーは立ちすぎてて、ハンドリングが安定しないと言われますが、えべっぷりさんの(スペアタイヤついてるやつ)とたきちゃんさんのだけ、さらに立ってませんか?

たきちゃんさんのPR-10は、40年くらい前にお友達から預かっといてって言われたっきり、会ってもいないそうで、そのまま勝手にレストアして、預かりパチしたそうです。40年もほっとくなんてお友達が悪い!もうそれは、たきちゃんさんのもんです。(笑)


なんしか6台の大所帯は、どうでしょ?イタリアンの時のコルナゴに匹敵?





続いてのプレゼンは、ofはやまさんです。

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超フランス車Loveofはやまさんは、モトベカンとラファエルジェミニアニ。

まあ、僕らは見慣れたマシン達です。

モトベカンの方は、パーツもすべてフランス製品でまとめられています。ん?ハブカンパでしたっけ?

ジェミニアニの方は、てっちゃんさんからの個体で、ホイール組み替えた以外はてっちゃんさんのアッセンブルそのままだそうです。変速機はカンパ3




次はメルシェ。

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UGの兄♭♭♭さんのです。

色だけで買ったそうですけど、可及的にゴールドパーツで組まれていますので、それなりに纏まっていると思います。チェーンもフリーもゴールドにしてしまったら、やり過ぎなんでしょうか?




白栖窟さんの、フォリス。

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ランドナーでは見たことありますけど、クールスは白栖窟さんのしか見たことありません。

カンパスーパーレコードフルセットやそうです。

フレームサイズはど迫力の595mmそれでこんだけピラー出るって、足長過ぎですわ!




その次はジタンです。

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僕は全く詳しくないんですけど、ベルナールイノーが乗ってたっけ?

ん?ローランフィニョン?

パーツ構成は、フレンチクールスルーとの王道と言えるのでしょうか?

当時、フランスの各パーツメーカーが共同で、カンパニョーロに対抗しうるだけのクオリティーを発揮したという、あのパーツ構成?ハブペリシェ2000っていうてはりましたっけ?



ちなみに、今回はこのパーツ構成は結構たくさんあった気がします。




さあ、いよいよ、よだれモノのマシンが。。。。。



ルネエルスです!

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なんとアウターは、迫力満点、使用不能(?)の56Tですと!!!!

ルックスが直付されていてこの歯数しか使えないそうです。ぼくやったら、すぐに台座付け替えてもらうところですけど、ルックスの直付台座はなかなかややこしいのです。。。。

じゃあ、直付やんぺするか!

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怒られますわ!



そのために、ルートなのにトリプルと思われ。。。。。




その次は、これまたでかいなあ。。。。。

白栖窟さんのサンジェルート。

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これもトランスミッションはカンパですね。クランクはグランスポルトです。

ハブは、スーパーマキシカー。普通のサイズで組むと、めっちゃごつくかんじるスーパーオーバーサイズフランジなのですけど、こんだけフレームが大きいと、普通のラージサイズに見えてしまいます。


ちゃーんと、えくぼ無しのフロントメカです。




エルス~サンジェ~次はまたまたサンジェ。


今度はUGの兄♭♭♭さんのサンジェクールスルートです。

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年に一回だけ、エルネストシューカの命日に開催されるプチサンジェラリーの時だけ乗らはるそうです。理由はなんと、「サンジェ嫌い!」なんだそうです。。。。


え~~~~~~!!!!!!!!

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(ジュビリーは意外や意外、2次型。)






さ、次のは、初めて見るエルスのピストです。

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(完成して間もないそうで、まだ乗ったこともないそうです。)



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実は、このフレーム、ブレーキを付けるために色々と加工されていたそうで、イリベさんところで、キレイに修正してもらったそうです。


しかし、エルスのピスト。。。。。。死ぬまでに他に見れるのでせうか?





さて、ここで、ちょっとフレンチクールスルートについて、思うことを書いてみたいと思います。


クラシックレーサーって、イタリアンレーサーもジャパニーズレーサーもそうですけど、基本的にノーマルチュービングをラグで繋いだフレームに、ハンドルやらサドルやらのパーツを組み付けて作られています。イタリアンレーサーの場合、構成パーツは自ずとからカンパになってきますので、ともすればアイデンティティーがなくなってしまいます。そこで、各メーカーはこぞって各パーツに自社ブランドを刻印するという技に出ていきました。それはそれで格好いいし、ジャパニーズレーサーも長沢氏や宮沢氏がイタリアで修行されたこともあってか、イタリア系の作りになっていると思います。要は、ラグやパーツに刻印入れちゃえ!というやつです。

スケルトンだって、多分似たようなもんではないかと思います。


一方、フレンチクールスルーとはというと、刻印はあまり打たず、ラグの形状で勝負かけて来よる気がします。

有名なのはやっぱり、ナベックスですわね。ナベプロのコンチネンタルカットラブは、僕は世界一好きです。あのややこしい形状にキレイに鑞を流すのは大変だろうに。。。。。

エルスカットも有名ですわね。サンジェカットってあるのかなあ?



今回、「イタリア車は工芸品、フランス車は民芸品」という表現をbenalpeu氏がされました。

全くもって、素晴らしい表現やと!!!


民芸品というと、なんかあれですけど、高級民芸品をなめてはいけませんよ!越前竹人形見たことありますか?それはそれは見事ですよ。


脱線しました。。。。


要は、一丸となって、カンパに挑みかかるという、熱い血潮の賜物なのだ!!!


変速機メーカの、ユーレー社、サンプレックス

クランクは、TA、ストロングライト

ハブは、ペリシェ、マイヨール、ノルマンディー

ブレーキは、マファック

ハンドルは、フィリップ

リムは、スーパーチャンピオン、マビック


これらのメーカーが、打倒カンパを目指して、一致団結!メーカーは違うけれど、コンポーネントを構成したような感じやったのでしょうか?

ユーレージュビリーの黒字に金文字のシールと、マファックシールコンペのデザインが共通なんとちゃうんけ?と言う話はどっかで見たことありますけど、この時代に確立されたのではないかと思います。

はあはあ。。。。



根性あるやんか!フレンチメーカーよ。。。。






しかし、僕の最大の疑問点は、スケルトンなのです。

実は、現地でみんなにお聞きしようと思ってたんですけど、忘れてました。


フレンチルートと、イタリアンレーサーの間に、決定的な理由のあるスケルトンの差異みたいなのは存在するのか!


ガード付きの自転車の王国のようなイメージのフランスで、速く走りたいがためのルートモデルが発展していく中で、スケルトンって、変わっていったのかなあ?

プジョーはヘッドが異様に立っているというのは前々から気付いていましたが、今回も再確認されたし、あれは理由があるのかなあ?

でも他のルートモデルは決してそんなことないし、気になります~。


誰か、ご存じでしたら教えてください。










さて、プレゼンの続きをば。。。。。



もう、なおちゃん飽きてきてるんとちゃいます?(笑)




ここからは、異色のというか、レアメーカーです。



がしか~し、僕的ナンバーワンもここからなのですだ~~!!!





じゃじゃん!!!!




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UGの兄♭♭♭さんのサブリエールです。

杖突峠の時に乗ってはりました。


アルミのフィレット仕上げのフレームなんですが、とにかく凄いのです。

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(クランクアームから覗くハンガーの仕上げ。凄すぎる!クランクも凄い!アルマイト剥がしてポリッシュ仕上げ!!!)


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(軽量化に大きく寄与する、軽合フリー。ZEUS製です)


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(チェーンステーにSabliereの刻印)


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(めっちゃくちゃにキレイです。)


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(あ、トップチューブ凹んでますやん!)




このあとのBARRAもそうなんですけど、フランス人って、アルミフィレット仕上げ得意なのかなあ?

なんせ、キレイ。フレーム接合して、そこにアルミの鑞盛って、それを極限までキレイに削ってあります。盛られた鑞に鬆がちょっとでも入っていればアウトです。さらにここまで仕上げるのはそれは大変だったろうに。。。。。。

なんしか、このサブリエール、7.6kgやそうです。カーボンでもそのくらいいきますし!




BARRAはさらに軽量!これもアルミです。

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狙ってかどうかは定かではないですが、フロントはシングルです。

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ものすごく変わったクラウン形状です。

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(ツールドフランス?)



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(フィレット仕上げはなかなかのもんではないでしょうか?)



重量は、7.4kg!!!


僕のカレラプリアモレースより軽いかもしれません。






次は、Rochet。ロシェって読みます。

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(リアメカはJuy51?)




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(フロントメカは「ツールドフランス」?)





(ガードには「MAVIC」の刻印入り!!!!)



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(そして、ヘッドラグは、ナベックスプロフェッショナルの最初期型。いわゆる「ヒゲ」というやつです。)






そして、そして、最後を飾るのは、本日の僕的ベストワン!



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UGの兄♭♭♭さんの Helyett Speciale!!!!


ツール5勝を始めて成し遂げた、ジャック・アンクティルが乗ったマシンです。もちろんこれはレプリカですけど、その完成度たるや、素晴らしすぎます。

UGの兄♭♭♭さんは、これで鈴鹿走ってしまわれました。しかもあの時路面ウェットやったし!僕やったら絶対乗りませんで!!!!

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(シートステーの処理はつぶし加工されています。と言うことは、ここハイテン?)




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(ナベプロラグとちょっと変わったクラウン。)





ヘッドバッジはofはやまさんの手によるエッチングプレート。

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(この少女の絵、ブチャイのから可愛いのまであるそうです(笑))





このキャンディーカラーのような渋いメタリックグリーンの色を再現するために、もう1本エリエのフレーム買わはったとか。。。。。



ありえへん!誰も知らん色やったら、言い切ったらええですやん!「これが、アンクティルが乗ってたエリエのグリーンや!」


ああ、また、「文化の破壊や!」って怒られますわ。





リアメカは、Juyエクスポール61のB型ってやつみたいです。

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フロントメカはLJ23?

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チェーンホイールはストロングライトスーパーコンペ57?


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(ハブはカンパグランスポーツ。この飾り孔が人気です。この内側までキレイに磨かれた結果、孔がちょっと大きめになってます。強度大丈夫ですか?)






何しか、このエリエ、めちゃくちゃに美しいです!


UGの兄♭♭♭さんが「あげる」ていわはったら、遠慮なくいただく自転車がまた一台。。。。(爆)






僕的には、番外編の子囃子さんの自作と言われるロードレーサーとエベレストのピスト(どなたのかは存じません)を詳しく教えて欲しかった。。。。。





時間が。。。。。足りなかった。。。。。。





いや~~。。。。今年も濃かった!




クラシックレーサーLOVE♡な皆々様、今年も遊んでもらって有り難うございました。

来年はどんなかなあ???





おわり






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by tamz_ortho | 2017-07-26 00:02 | 自転車一般 | Comments(5)
Commented by ofはやま at 2017-07-30 18:42 x
レポートお疲れさんです。

補足&修正すると
・モトベカンはハブとペダルがカンパです。
 フリーはニューウイナー。
・ジェミニアニはホイール以外にハンドル、ペダル、チェーンリングを交換しました。あ、フリーとチェーンも。
Commented by 子囃子 at 2017-07-30 22:11 x
詳しく知りたいですかぁ(^皿^)

また時間がある時にでも( ̄ー+ ̄)
Commented by tamz_ortho at 2017-07-30 23:16
ofはやま様、
結構換えてますやん?(笑)

子囃子様、
子囃子さんの凄まじき知識に、中京地区の皆々様、ちょっとびびってはりましたね。
関西勢としては、毎回やられっぱなしだったので、心の中で「もっといったれ!」って声援を送っておりました。
たきちゃん「お詳しいですね。どちらの方ですか?」
子囃子さん「通りすがりです。」
たきちゃん「ほんとお詳しいですね。どちらの方ですか?」
子囃子さん「ああ、ここのホテルのものでんねん。」
これからは、QCRのコメディアン隊隊長として。。。。バキッ!!☆/(x_x)
Commented by UGの兄♭♭♭ at 2017-07-31 16:41 x
すばらしい。公式記念記録集にしたいです。最近ではかんたんに写真集が作れるみたいですが(cancanさんみたいに)、作ってくれへんかな。

冷房の効いた部屋でうだうだしてたこの日から1週間後の、汗だらだらレポートも楽しみにしてます。
Commented by tamz_ortho at 2017-07-31 23:19
「ちゃんと公式側からの写真を撮ればよかった!」
と後悔したのが、第1回のイタリアンレーサーの時。
「クランクの位置も決めたらよかった!」
と後悔したのは、第2回のジャパニーズレーサーの時。

思うところあるので、来年はもっとちゃんと撮ります。