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先輩復活

津風呂湖で転んだ先輩が復活した。自転車も新しくなったようで見に行くと、何とエンペラーロードレーサー!なんか丸石にこだわるもんでもあるんかいな?先輩曰く“ダートを走ることは絶対にないから、舗装路ならいくらギアが重くてもこっちの方が絶対楽なはず!”。さすがわかってるう。
で、何処へ行きましょうか?と相談の結果“北山行こうぜえ”ということになった。コースは花脊峠を越え、周山〜栗尾峠〜笠トンネル、杉坂から京見峠で帰ってくるという定番コース。京都産大の横から鞍馬街道を北上するが、先輩は遅れ気味。さすがにギア比の関係上きついのだろう。ま、鞍馬を過ぎると道を間違う場所もないのでそのままちぎり捨てて登った。サイスポか何かに花脊峠直下の湧き水の記事が出ており、そこまで何とか休憩なしで登った。さすがに冷たくて美味しかったのを覚えている。どのくらい待っただろうか、先輩が登ってきた。しばらく休憩して出発しようとすると先輩の後輪がパンクしている。うへえ〜チューブラーじゃん!どないすんのかなあと思いきや、チューブラーが何たるかも知らなかったようでスペアタイヤも持たずに来たらしい。当時は僕も若かった。“ちょっと町まで下りて買ってきますわ”と丸太町のプロショップへ。安いタイヤを3本ほど掴みリムテープと共に店を出た。タイヤ3本を襷掛けし、再度花脊峠にアタックする。先輩大分待ってるやろうなあと随分急いだ記憶がある。ヒイヒイ言いながら着くと先輩曰く“遅かったやないか!”
こ、こ、この野郎。。。
とりあえずタイヤを貼り替え、花脊峠を越えた。ここから周山までの記憶がない。
周山から栗尾峠を越えたが先輩が遅れた。先輩の到着を待って出発し笠トンネルへ。やはり先輩が遅れ気味。トンネルを抜けたところで待つ。到着を待って出発し京見峠へ。ここでもやはり先輩は遅れた。頂上で待つこと10分ほど。ヨタヨタと先輩が登ってきた。出発しようとすると“待てええ〜〜〜”と先輩叫ぶ。先輩曰く“さっきからお前は休んでるけど、俺は一回も休んでないんじゃ!ちょっとは休ませろ!”。。。おお、そういえばそうだった。帰りに市内の同級生(同じクラブなので先輩も知っている)の家に寄った。両親は“何!自転車で来たって?”とえらい感動してくれ、晩飯を食っていけということになったような記憶がある。先輩はかなり疲れていて、その同級生の御父様に車で自宅まで送ってもらわはったんじゃなかったっけ?申し訳ないがよく覚えてない。僕は、初めての雨中夜間走行で、自宅へ。
ともあれ、この先輩とのツーリングはこれが最後で、先輩は受験生になり、大学へ進学した後は車狂いになってしまった。
先輩復活_c0107075_1133514.jpg

(写真はイメージです)
by tamz_ortho | 2007-04-03 01:14 | 追憶