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毎日、ネガティブです。。。。
震災のこともですけど、この世界の中で、僕はどんな存在なんだろう。。。。

みんなが幸せになることは不可能なのかなあ。。。。決して社会的にとか経済的にとかじゃなくて、精神的にですけど。。。。。

正しいとか、悪いとかって、いうのは、部外者から見たらあくまで相対判断であって、当事者から見れば絶対判断。。。。だからきっと争いが起こるんだな。。。。
当事者同士の争いは、やはり第3者に解決してもらうのが一番だな。。。。。
でもその前に、考えられることはすべて、やれることはすべて、やりたい。
それでも争いが収束しないなら、その時はお願いしようっと。。。。。

ああ、世界平和をつとに願う、初春の夜長です。。。。(たっくん風に。。。)
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僕はあまりアクセス数とかあまり見ない方なのですが、こないだ、ふと見てみました。
おお!さすがにDesireを連載していた間、アクセス数がいつもより100ほど多かった感じ。
こんなちゃちい関西弁丸出しの読みにくいブログなのにね。。。。

今日久しぶりにブログランキングページを開くと、おおおお!1000位以内にはいってるじゃないか!
なにげに僕の一個上のランキングのブロガーをクリックしてみました。。。。。



なんとなんと、俳優の藤木○人のブログでした。。。。

この俳優さん、確か、「ホタルノヒカリ」に出てはったのではなかったかな?
「綾瀬は○か」と共演してはったわけで。。。。


ああ、なんか興奮するぞ!!!!
何か、どんどん近づいてくる気がするなあ。。。。。






何がやねん!
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さあ、いよいよ「“Desire”の秘密」も最終回を迎えました。

賢明な読者の方々はお気づきかと思いますが、この物語、タイトルは一様に“Desire”になっています。その時々に応じてサブタイトルは変えましたがね。。。。
“Desire"、英語では“欲望”とか“欲求”とかって訳されますね。

さあ、僕は、ある日突然、迷惑メールのタイトルに“yumiko”の文字を見つけたことから、昔懐かしいことを思い出し、ああ、昔ってばあんなんやったなあと思いを馳せつつ眠った結果、20年前にお別れした元カノとの、このなかなかドラマティックで激しい夢を見たわけです。

飛び起きた時に思ったのは、
“何かリアルな夢やったなあ。。。。”
“何でこんな夢見るわけ?”

と思うと同時に、
“ひょっとして俺ってば、yumikoの事振り切れてないわけ?”
“今でもyumikoと、もしこういうシチュエーションが出来たら、ひょっとして同じ行動パターンに出るのかな?”

むむむむむ。。。。

“これって、精神的浮気ちゃうんかいな!”

と。。。。。

イヤ、浮気はまだいい。。。いやあかんか。。。
しかし、この場合、相手はyumikoな訳で、これは浮気とは呼ばんのではないか?

“精神的不倫!”

あっかんよ~~~~!!!不倫はあかんわ!

嫁はんだけやったらまだありえるのかもしれんけど、子供居ったら絶対にあかん。

しかし、例えば、yumikoじゃないにしても、僕の周りには女性も多いわけで、もしよ、もし、そんな女性から“まえださんのこと好きなんですけど何とかなりませんか?”なんて言われてごらんなさい?

こらウブな僕としては沸騰してしまうかもしれません。。。。
やばいよ!それはやばいよ!


てなことを、現実に起こっても居ないことを夜中に本気で考えて、心配で夜も眠れなくなる冬の夜長でした。

そして、僕は、豆球に浮かび上がる天井をグッとにらみつけ、

“おいらは、何があっても、女房と子供に偽ることのない愛情を注ぎ続けるぞ!”

と、心に誓ったのです。。。。





ぐおおおおおおおお〜〜〜〜〜〜〜





こんどこそ、本当に

おわり!
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Desireの続きは、それはそれは恐ろしい。。。。。

知りたい人は、クリックしてみましょう。。。。。

More
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東北地方が大変なこの時に、やはりブログとか書く気はなかなか起こりませんが、これは地震の前に書いてしまったものだし、周りの期待もかなりあるので、思い切ってアップしてしまいます。



さて、10話にわたってお送りしました、僕とyumikoのちょっと切ないストーリー:Desire。
お楽しみいただけましたか?
ここで、読者の皆々様が一様に思われているであろう疑問、
それは、
“この話はどこからどこまでがホンマなんや?”
ではないでしょうか????

では、番外編としまして、「“Desire”の秘密」をお送りしましょう。

読みたいですかい?
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今度は、静岡?震度6強?

せいのさん!くりくりさん!

大丈夫ですかい?
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R161を南下する車の中は、2人の思いとは裏腹に、楽しいひとときだった。
何とも言えない温かな気分で、何というのか、これは女房と遊びに行ってた時と似ている。。。。

“なんや、嫁はんとドライブしてるみたいやわ。”
“そうやん、奥さんの話してくれへん?”
“あかんよ。今はおまえとデートしてるんやから。。。”
“奥さんとはどこで出会ったの?”
“今の職場や。”
“どっちから告白したん?”
“う~ん。。。女房のような気がするなあ。。。っていうか、全然人の話聞いてないね。”
“あら、意外やね。”
“お子様は2人って言ってたっけ?”
“おう、上が女の子で、下は男の子やな。”
“ほほう。最低2回はやったんや。。。。”
“おまえ、おばはんなったなあ。。。昔はそんなこと、かけらも言いそうになかったけど。。。”
“あははは!43やもん。。。”


20年前に戻ったような時間が過ぎていく。
南インターが近づくと、yumikoの口数が少なくなって来た。
yumikoの家が近づいてきたわけで、それはすなわちエンディングを意味するのだ。
インターを出て左に曲がる。このあたりはホテル街で、昔はドキドキしながら通過したもんだ。

黙っていたyumikoが急に口を開く。
“なあ、寄っていかない?”

昔のことを思い出していた僕は、飛び上がった。

“ど、どこに?”
“このシチュエーションで、寄っていかない?と聞かれた場合、普通はその辺のホテルを意味するやろ?”
“。。。20年前やったら、喜んで寄ってたやろうね。”
“おお?やっぱりそうやったんや。”
“若かったもん。。。。”
“寄ったら良かったのに。。。。”
“そういうことは20年前に言うてよね!”

言う間にホテル街を通過していく。

“上手いこと誤魔化したね。”
“ま、だてに年取ってないと言うことで。。。。”
“私を嫌いではないよね?”
“当たり前のことを聞かれるのは好きじゃないなあ。”
“じゃあ好き?”
“。。。。。”
“k○○○さんの最悪に悪いところはそういうところ。”
“自分でも思うわ。昔から、言わないといけない大事なところで背中向けるやろ俺。”
“ほんまに。。。”

大事な事を忘れていた。
“なあ、とても気になっていることがあるんやけど、教えてくれへんかな?”
“何でしょ?”
“一つは、何で急に俺に会おうと思ったわけ?”
“ほお。。。なるほど。。。それだけ?”
“もう一つは、なんで俺のメルアドを知ってるわけ?”
“ほほお。。。なるほどなるほど。。。”

“一つ目の答え。今度再婚することになったので、過去を振り切っとかないとと思いました。”
“そうなんや!そら10才は年ごまかせるからなあ。若い子たらし込んだなあ?”
“あははは!同い年の人です。。。”
“おめでとうね。俺も嬉しいな。なんか。。。”
“ありがと。。。”
“もう一つの答えは?気になってしょうがないねんけど。。。。”
“誰かは言えないけど、ある人に教えてもらったの。k○○○さんの昔からの知り合いとか言ってたよ。”
“誰よ?”
“今、人の話聞いてた?言えません!”
普通はとても気になるところだろうけど、何故か、あまり気にならなかった。
“教えてもらう権利はありありやと思うけど、まあええわ。けど、イタメールせんといてや。”
“せえへんわ!”

yumikoの家が近づき、大通りで車を駐めようとすると、
“ちょっと、最後までちゃんとして。。。”
と。。。
そうだった。あの時は家の前で降ろしたっけ。


“さすがに泣きそうやわ。”
“。。。。”

家の前で車を停める。

“さ、ちゃんと言うてもらおうかな。。。”
“。。。。”
“ほらあ、さっきなんて言ったのよ。”
“。。。。”


僕は、言わなければならない言葉を探して、そして。。。

“これでお別れやな。これで過去を振り切ったわけやから。。。。幸せに!”
“うん。ちょっと遅めの幸せを目指すわよ。”
“さよなら。”
“今日は会ってくれてありがとう。会えて良かった。さよなら。”

にっこり笑ったyumikoはあの時と同じように顔を近づけてきた。
けど、20年前と違った。
“でも今日はチュー無しね。”


それだけ言うとyumikoは、何も言わずに後ろ手でドアを閉め、一度も振り向かずに、yumikoは玄関の向こうに消えた。


僕は、深いため息をつき、ギアをドライブに入れた。


僕は、yumikoと完全に別れたのだ。


どこをどう走ったのか。。。。気がつけば、見知らぬ道を走っていた。
ナビのモニターをアップする。即座に現在地が表示されるが、思考が反応しない。




yumikoは今日、僕に会って良かったと言った。

僕は今日、yumikoに会って良かったのか?


傍目には何も変わっていないけど、僕自身は知らなくてもよかった過去の裏側を知ってしまった。
お互いの中で終わっていなかった関係を完全に精算できたのはよかったのかもしれない。少なくとも、yumikoはそう思ったのだ。
あの時、何も言わずに別れたせいで、yumikoの気持ちが終わってなかった事はショックだったけど、時間を遡ることは出来ないし、失った時間を取り戻す方法も思いつかない。
答えは永遠に出ない気がする。
それでいい気がする。

“狡い答え。。。。”
yumikoの声がした気がした。




僕はナビの“自宅ボタン”をプッシュした。
“自宅への案内を開始します”


さあ、帰るぞ!
女房と、チビの待つ、我が家族の元へ!





おわり
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地下駐車場に止めたステージアを見てyumikoが言った。

“ふ〜ん。。。今はこんな車乗ってるんや。むかしはワインディングダンサーとかって言ってなかったっけ?”
“あははは!言うてた言うてた!けど、ダンスでこけてシビック廃車なったがな。。。”
“そうなん?”


“琵琶湖かあ。。。初めてドライブ行ったんも確か琵琶湖やんな。。”


yumikoの方を見ると片目をつむって、笑ってはいるけど、苦虫を噛み潰したような顔をしている。。。。
何だ?。。。。
何だ?どうした?何か変なこと言ったか?


はっとした。
そうだ、最後のドライブも琵琶湖だった。
yumikoはあの時の琵琶湖に行きたいのだ!
僕は、yumikoとの20年ぶりの再会に浮かれている、ただの大馬鹿ものだった。

きっとyumikoは最後のドライブコースを行きたいのだ。


“さあ、あの時と同じ道をトレースできるだろうかねえ。。。。違ってたら言うてや。”


あの時のルートはいつも琵琶湖に向かう道とは違った。
わざわざ、炭山を越えて宇治川ラインから大津に抜けた。

yumikoの方を見ると、満足げに笑ってる。。。
僕は、ドヤ顔で応酬する。

大津から堅田まで走ったら琵琶湖大橋を渡る。今なら湖岸道路を走るだろうけど、当時そんな道はなかった。栗東から木之本まで高速で。。。。我ながら良く覚えているものだ。。。。
奥琵琶湖パークウェイに入り、展望台で車を駐める。
ここまで話というほどの話はしていなかった。

“何で琵琶湖やったん?しかも、あの最後の日のルートで来たかってんやろ?”

“。。。。”
yumikoは何も言わずに、唇をきゅっと結び、何度も細かく頷いていた。

“k○○○さん、昔に戻りたいって思ったことない?”

“。。。。戻りたくないというのも本心やね。戻りたいというのも本心やね。”

“卑怯な答えやね。”
yumikoはクスリとも笑わずに僕を見た。

“すまん。。。。”

“でも、私も似たような感じかな。。。。私は戻りたい方が大きいかな。。。”
“メールでもちょっとだけ書いたけど、私バツイチなのよね。。。。”
“みたいな事書いてたな”
“人事みたいに言うてるけど、k○○○さんにもちょっと原因あるねんで。”
“ななななんでよ!意味わからんわ。”
“だって、あたしCD送ったやんか?聴いてないの?”
“聴いたよ。だいぶん経ってからやけど。”
“えええ????だいぶん経ってから?何ですぐ聴かへんのよ!”
“だって、俺CDプレーヤー持ってなかったもん。。。。”
“えええ???マジでえ????そんな理由で私は失恋したわけ?”
“えええ???失恋したわけ?って、おまえ、別れてから、2~3年は経ってたやろ?”
“4年や。私は4年待ってたのよ。”
“何で電話してこんのよ。俺んち電話番号変わってへんで!まさか電話番号書いたアドレス帳がどっかいったとか言うのとちゃうやろ?”
“あははは!k○○○さんとこの電話番号今でも覚えてるわ。あの時は、お互い勉強せなあかんという感じやったから、試験終わるまで連絡せんとこうと思ってたの。試験終わったら、きっと電話かかってくるわって思ってたの。。。。なのに全然電話掛かってけえへんから、ひょっとしてまた失敗したかと思って連絡しにくかったのよ。”
“おう、そのとおりや。おら、阪大行きたかったけど、2回目もあかんかったのだよ。”
“もう、この縁の無さには笑ってしまうわ。”
“まあ、でもあのCD送ってくれた時は、俺も夢中になってる子が居ったからね、手紙でも入っててより戻そうという話になってても、「もう遅いねや」とか何とか言いつつ断ったと思うわ。”
“ふ~ん。。けど、今から考えたらその方が良かったかもしれん。。。。”
“半分賭けやったいう話か?。。。。”
“自分でも良くわからんけど、多分私の中ではまだk○○○さんと付き合ってたんよ。ちょっと長い間連絡してなかっただけという感覚かなあ。CD送って一週間で返事来なかったら、結婚しようと決心してね。。。”
“で、結婚したわけや。”
“そう。プロポーズ受けて結婚するまではすごい良かったのよ。すいませんけど、k○○○さんのことはかけらも思い出さへんかったし。。。我がごとながら、春やってんでぇ~。”
“そうか、おら、そのころは失恋の連続やったけどね。。。”
“あはは、私を捨てるからや。”
“捨ててへんし!愛想つかされたと思ってたもん俺は。。。。”
“う・そ・や! CDすぐに聴かへんかったくせに。そんなんCDプレーヤーくらい友達持ってるやん?”
“。。。そうかもしれんな。。。”

“旦那になった人は、その、あかん人やったんか?”
“ううん。優しくてすごいいい人。こう、なんて言うのか、私がひとりで歩いてても、気付かれないようにガードしてくれるタイプかな。。。ただ、少々神経質で嫉妬深くて、根に持つタイプというのが玉にキズやったわね。”
“ふ~ん。。。そんな人と何で別れたんよ。”
“そうそう、そこがk○○○さんの責任の部分やんか。。。”
“は?何でおいらが、あんたらの離婚の責任を取るのよ?意味わからん。。。。”
“あの時、何で、k○○○さんはあそこに居てたんよ?”
“あそこって、どこ?ひょっとして、今日も待ちきった木屋町か?”
“そう。。。”
“友達と飲みに行く約束してて、待ち合わせしとったんよ。”
“え~、普通、あの辺で待ち合わせするいうたら阪急ちゃうの?阪急で待ち合わせしてくれてたら、私、今頃、普通に幸せにお母さんになってたはずやわ!”
“は?ますます意味わからん。俺とあそこで出会ったことで離婚に至ったわけ?あの幸せの絶頂にいた二人が?”
“そうや。そのとおりや!”
“マジ意味わからんし!”
“だって、CDの返事こんかって、一大決心で結婚決めて、それなりに素敵な恋愛期間を経て、完全にk○○○さんのこと振り切ったと思って結婚したら、結婚式のその晩に偶然出会うねんで?初夜とか盛り上がるわけないと思わへん??”
“。。。なるほどな。。。そやけど、俺そんなん知らんがな。。。。”
“あはは、いいねんけどね。まあ、初夜からしてケチついてしまって、1年くらいで何となくね。。。”
“そらすまんことしたなあ。。。”
“あははは。別に攻めてるわけではないけどね。。。”
“攻めてるやん?”
“うふふふ!!”





ちょっとしたすれ違いがこうも人生に影響を及ぼすとは。。。
しかし人生とはそういうものなのかもしれない。。。



“さあ、帰るか。。。あの時と同じ道で。”

“あの時と同じ道ね。ふふふ。それが目的やもんね。ちゃんとトレースしてや。でないと困るしな。”

yumikoが思っていることが痛いほど伝わってくる。


yumikoは僕と別れたがっているのだ。



つづく。
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長い時間、考えた気がする。
でも、考えたのはポーズで、自分への言い訳を弁護するものだったように思う。最初から答えは決まっていたのだ。

僕はyumikoと20年ぶりに会う。



yumikoの方からスケジュールが送られてきた。

“○月○日AM9:00、場所は、最後にあった場所”
でどう?

異存はない。この時間も、思い出の時間だな。
会う時はいつも9:00に迎えに行ってたもんね。

車は少し離れた駐車場に駐めて、僕はひとりで歩いて待ち合わせ場所に向かった。
その場所とは、当然、木屋町。

yumikoは本当に来るのか?
もし来なかったら、来なかったでもいいか。。。
そんなことはないか。yumikoの方から会いたいと言ってきたわけだし、スケジュールだってyumikoが決めた。
いろんな事を考えながら歩いていると、あっという間に現地が近づいてくる。
さすがにかなりドキドキしている自分に笑ってしまう。

このあたりの景色というか雰囲気は、基本的には昔も今も変わらない。20年前も同じような雰囲気だった。
若い人たちは阪急百貨店前で、年配の人たちは高島屋の前で、待ち合わせするのが昔の定説だった。
今もその定説は暗黙のように守られているように思う。不思議なものだ。。。。

歩行者信号が青になっても歩き出せない。
あと100m足らずで、待ち合わせ場所だ。
この気持ちはときめきなのか?それとも戸惑いなのか?
四条河原町の長い信号を2度見送り、意を決して歩み出す。
一歩また一歩、yumikoに近づくのだ。携帯に時間表示は9時を少し回っていた。

反射的にダッシュする。

数十秒後、あの場所に着いた。

20年前、幸せの絶頂のyumikoにであった場所。

時間的に明るいので、あの時とはまるで雰囲気が違う。

yumikoは?辺りを見回す。
まだ来ていない。

あの時と同じように、橋の上から高瀬川の流れを眺める。
やっぱり、パンツ見えそうになりながら走ってくyumikoを思い出す。
それしか思い出せない自分に思わず笑いそうになる瞬間、肩を叩かれた。

振り返った瞬間、頬に刺さる人差し指。

yumikoだった。





“何を思いだしてたのかな?”とにっこり笑っている。

全く予想もしていなかった再会劇に、僕の思考は完全に止まってしまった。
これが、20年ぶりに出会った元彼に言う言葉なのか?
僕は何も言えなかった。
何も言わず、じっとyumikoを見ていた。
yumikoは僕よりも1才年下。なのに、若い!

yumikoの表情が固まり始める。
頬を赤く染めて、目線をそらし、うつむき加減で、それでいて上目遣いにこっちを見上げる仕草。
20年前と変わらない。
一気に時間が逆流する感覚。。。。

“yumiko、元気そうやね。”
“元気よ。うん、元気。”
“yumiko変わらんな。ブレザー着たら高校生ですで通じるのちゃうか?”
“そやろ?”
“あはは!ほんまにそんな格好したら間違いなく痛いわ!!!タンスにゴンの沢口○子状態やね。父ちゃん母ちゃん泣くね!”
“あはは!”
“お父さんとお母さん元気か?”
“おかげさまで。。。元気よ。妹の子供の世話で大騒ぎしてるわ。お父さん、k○○○さんのことえらい気に入ってたから、受験終わってからも会ってないの知って、えらい落ち込んでたんよ。私の方が落ち込んでたのにねえ。”
“ねえ。っていわれてもなあ。。。そうか、○○ちゃんも結婚したか。。。そらするわな。。。っていうか、さっき俺の肩叩いて、振り返りざまに人差し指差したやろ!俺とちごたらどうしてたんや!”
“あははは!k○○○さん気付いてないかもしれんけど、k○○○さんほどの撫で肩の人はそうは居らんからね。どっから見ても間違いないわ”
“なるほどね。。。喜んでええのかどうかわからんけど、僕の個性と言うことで。。。。”

木屋町をぶらぶらしながら、他にもいろんな話をした。
20年分だもんね。
あの頃一緒に遊んでいた友人の話も。何と一人は変な宗教に入れ込んじゃって行方不明だと。


あっという間に時間が過ぎていく。


そうだ、こんな話をしに来たのではないはずだ。

僕の顔から笑みが消える。
察したのか、yumikoの顔からも。。。。。

yumikoが言いだした。
“ドライブ。ダメ?”

“。。。ええよ”

“無理なら、いいねんで”

“。。。ええよ”

“どこへ行きたい?”

“どこでも。って言いたいところなんやろうけど、琵琶湖へ連れて行って。”

“琵琶湖か。。。。こらまた懐かしいところへ。。。。”

yumikoがにっこり笑った。



つづく
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どうする!会うのか!

メール画面を見つめながら、思考が続く。

yumikoは何を考えている?
yumikoにも家庭があるはずだろ。
僕にメールしてくる理由は何なのだ?会いたいという理由は何なのだ?
考えれば考えるほどわからなくなる。。。。

持ち上がった好奇心はそう簡単にぬぐい去ることは出来ないもので、仮にメールを返信した場合の事をシュミレーションする。
メールに返信すれば、きっと返信が来る。おそらく次の好奇心がわき起こるにちがいない。

。。。。戻れなくなるかもしれない。。。。。


しかし、一方では“メールのやりとりくらい。。。”という、気軽な気持ちがなくもないわけで、僕はもう一度返信することを決心した。


僕も忘れていたようなこと(ごめん、CDの話です)を知っているとなれば、もう、間違いなく、あなたのことをyumikoであると認めざるを得ないね。
だけど、あれから20年以上経つよね。
僕、だいぶん変わったよ。
10年前に大恋愛の末、結婚した。子供も2人居る。自転車狂いのマイホームパパだよ。
それに、一度木屋町で出会ったよね。
僕の想像が正しければ、君も結婚しているはず。子供も居るかもね。。。。
そんな二人が20年ぶりに再会してもいいのかな?

。。。。会いたいけど、会えないよ。。。。。



送信ボタンをクリック。。。。。


メーラーのアイコンが踊るのにあまり時間はかからなかった。


k○○○さん、変わってないやん。
絶対にマイホームパパになると思ってたからね。。。。

私も結婚してるって思ってた?確かに結婚したけど、今は独身です。
木屋町。。。。会ったよね。最低数秒間は目合ったよね。。。
そう。。。あれが原因で私の新婚生活はすぐに終わったのよね。。。。
別にk○○○さんのせいでも何でもなくて、私の問題なんだけどね。。。。。

CD送るの勇気いったのよ。手紙も入れてみようかと思ったけど、何書いていいかわからへんしね。。。
ちょうどあの時、元旦那にプロポーズされて、半分賭けみたいな感じでね。。。。
一週間でk○○○さんからの返事が来なかったら、元旦那のプロポーズ受け入れようって。。。。
ま、結果、負けましたけど。。。。
そうかあ、会えないかあ。。。
会いたいなあ。。。。会って、何でもいいから話したいなあ。。。。




走馬燈のようにyumikoの表情や仕草が頭を駆け巡る。
頬を紅く染めて、うつむく仕草がかわいかった。
僕は泣かしたことはなかったけど、泣いたところは見たことがあった。
う〜ん、ずっと泣いていてもいいよと思うほどかわいかった。
甘えたいのだけど、甘えられない時の顔が好きだった。。。。


しかし、yumikoが原因って何だ?僕のせいじゃないって?意味がわからない。。。。


改めて僕の気持ちの中にyumikoと会いたい気持ちが大きくなっていった。。。


これはやばいぞ。。。。




つづく
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