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季節外れ。。。。。

朝5時、携帯のアラームで目を覚ます。
ニュースでは今日から再び寒くなるとのこと。
大げさかとは思ったが、冬用の装束に身を包む。

5時半には自宅を出発、一路車を走らせた。
車をデポして、ケルビムのハンドルを北に向ける。
顔に当たる風はかなり冷たく、冬装束で正解だ。
天候はあいにくで、今にも降ってきそうな感じである。まあ、土砂降りじゃなければ別に良い。

鞍馬までは緩やかに登っていくが、ここのところの無精のせいか体は重い。
ちょっと勾配が増すとスピードがてきめんに落ちてしまう。その分ダウンチューブに右手を伸ばす回数が増える。
時折見える春の気配に気が紛れる。

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鞍馬の集落を過ぎると勾配はさらにきつくなる。
ダウンチューブに左手を伸ばそうか思案してしまうような勾配も時折

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石造りの橋の苔が美しい。





















無意識のうちに左手がダウンチューブに伸び、ついにフロントリングはインナーに落ちる。
林間の登り坂をひたすらに登る。
“ロードできた時には、フロントアウターで登ってたぞお?”
“やっぱり年取って衰えてるんか?”
“まあ、クソ重たい自転車屋からねえ”
いろんな事を考えつつ、10m程先の路面を睨み付ける。

百井別を過ぎ、ヘアピンカーブの連続する区間が来れば、頂上は近い。
この頃から、あることに気付いた。
林間の部分を走っている時だけ、頭上から雨粒が落ちてくる。朝霜が溶けてるのか?
少し登るとその謎が解けた。


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雪?マジか?




何の感動もなく花脊の頂上に着く。
吹き抜ける風はとてつもなく冷たい。
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温度計の表示は1℃!!



ウィンドブレーカーを着込んで下る。
一瞬にして指は悴み、足の指先から感覚が無くなっていく。



道が開けると、花脊別所の集落。落ち着いた良い雰囲気の集落。北山の集落の中でも大好きなところだ。

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大布施のT字路を右に折れる。

“自分は一体どこへ行こうというのか?”

このT字路を曲がる時はいつも思う。

広河原が近づくと急に雨脚が強くなってくる。堪らず倉庫の軒先で雨宿りする。


雨宿り中って、結構ネガティブになってしまう。
だめだだめだ!
小雨担った時を見計らって、走り出す。



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“ああ、路面は完全にウェットだなあ。いくらガード付きとはいえ、こりゃあシューズ濡れるぜえ”




広河原スキー場前を過ぎると、10パーセント勾配が始まる。ギアはどんどんシフトアップされていき、程なくインナーローに入る。勾配が緩くなるとめげた心に鞭打ってシフトアップするが、すぐに元に戻る。

佐々里峠のつづら折れは1カ所のみ。一気に勾配を上げると眼下にさっき横を通った広河原スキー場のゲレンデが見える。

ここらでふと気付く。
“ウィンドブレーカー着ていても暑くない。。。。”

花脊ではウィンドブレーカーを脱いでいたのにかなりの汗をかいたがな。。。。。


小雨は、なにやら雪まじりになっていき、程なく完全に雪に。。。。4月も中旬というのに何ということか?
頂上直前の桜並木を楽しみに登っていったが、まだ蕾にもなっていない。。。。マジか?
それどころか。。。。。もう信じられない風景である。

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佐々里の頂上に着く。
もう一度いうが、4月中旬である。雪国でも何でもない。。。。
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石室に入って雨宿り、いや雪宿り。
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程なく雪は強くなってきて、吹雪状態に。。。。。

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もう一度いうが、4月中旬である。



心が挫ける。
広河原で雨宿りしていた時に決めたコースは、八丁林道。
しかし、既に、北へ向かう度胸も精神力もない。



“勇気ある撤退を敗北とは呼ばない”。。。。。言い訳だな。。。。



吹雪の中、来た道を引き返す。精神的に悲しいというか、虚しいというか、何とも言えない気分になる。
抜いていく車もすれ違う車も無い中、濡れていないところ、水飛沫が出来るだけ上がらないところを選んで走る。



大好きな広河原をもう一度通るわけだが、ノンストップ。
ようやく停まったのは、大布施のJA。温かい缶コーヒーで暖まる。



さあ、ここからどうする?

こうなれば、本当に来た道を戻るか?





結局上黒田を左に曲がる。

芹生へ。。。。。。
“時雨れた芹生”。。。
それもいいんじゃないか!




灰屋の集落を過ぎ、ひたすらに登っていく。
そろそろ足がきつい。


見覚えのあるところで小休止。
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この写真は確かここで撮ったように思う。



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芹生の集落。


いいね!
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芹生峠はほんのすぐ上だが、集落からハンドルを東に向ける。
道はすぐにダートになる。
緩やかな勾配ではあるが、確実に道は上っていく。
1キロも登ると、すでにダートがイヤになってくる。
フロントバックの中のカメラが心配。下にスペアチューブを敷いているとはいえ。。。。
ああ、素直に芹生峠を越えれば良かったかな?
くそ!尻が痛いぞ!四万十川へツーリングに行った時は2日で250キロ近く走ったのに、全く大丈夫だったぞ!
タイヤが巻き上げた小石がガードの中で踊る。


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ちぇっ!ミスコース。これは、間違いなく、ナワ~ルド氏が大学のOBランで迷い込まれたところに間違いない。

上ってきた道を失意のうちに戻る。
38Bのエアボリュームは大概のショックを吸収してくれるが、今時の2.1インチ幅のブロックタイヤのような安心感ある乗り心地には程遠い。
スチールの先溜フォークはそのしなりで衝撃を吸収してはくれるが、所詮サスペンションには勝てないのだ。
バックの中のカメラがますます心配になる。




林道脇に、何かの植物の大群落がそこいらに。。。。。
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ほとんど芹生の集落まで下って、やっと旧花脊への林道に入る。

ミスコースした林道よりも路面状態は悪く、勾配も微妙にきついように思う。
インナーローをじわじわと回す。
アップバーを持ちたいが、フロントバックのベロ部分が被るので持てない。
ブラケット部分は?
フロントバックのカメラが飛んでいきそうで、やはり不安。
ショルダー部分をバックのベロ部分ごと持てばいい。。。。
しかし、これではワンポジションであって、ドロップハンドルのマルチポジションが全く活かされて無いじゃないかと思う。




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急勾配部分でとうとうダンシングしてしまった。やっちゃダメとは思っていたが、つい。。。。
リアホイールは一瞬でトラクションを失い、あっという間に足が出る。
ストラップはきつめに締めてあったはずなのに、奇跡的に足が抜けた!

しかし再乗車は不能。
ほんの僅かの間だけど、押しが入る。
ピークを越えると、またまた見覚えのある場所かな?
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ここか?違うか。。。。




突き当たりが旧花脊峠である。

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ここでもかなりの雪が降ってきた。佐々里ほどではないけど、やはり雨宿り。



新道の花脊峠に戻っていくと、温度計はまだ1℃を指したままだった。

う〜ん。。。。麓までのダウンヒルは辛そうだ。
by tamz_ortho | 2010-04-18 00:03 | ケルビム