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南紀の絶景林道を行く

さて、南紀絶景林道のコースは上北山を起点にサンギリ林道~橡谷西の谷林道を周回する30キロ弱のコースです。こないだ行った尾鷲の時にも走ったサンギリ林道を上り詰め、その頂上から更に300mちょい登ろうというわけで、好展望が期待できないわけがありません。

僕のせいで出発が遅れてしまいました。皆様本当にごめんなさい。
サンギリ林道は清流橋のいっこ向こうの橋からいきなり山に踏み込んでいきます。
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(平坦区間は、ほんの1キロで終わりかよ!)



勾配はまだそんなにきつくなくて助かりますけど、大台ヶ原の帰り道で踏み倒した足には結構きます。。。。フロントはもう、インナー固定です。
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3速~2速位を行ったり来たり。。。。ダンシング7割くらいで進んでいきます。


20分ほど登るとまあまあ疲れてきます。周りの景色はまだそんなに開けてないですが、しっかり登っていってます。550m登るもんね。。。。

お!前が止まってくれているぢゃないか!めちゃ嬉しいですぞよ。。。
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(このパニアバックの中は何なのでしょうね?)



再スタート。。。。いきなり、「次はどこで止まってくれるのかなあ?」と思う自分が悲しい。。。。
だんだんと強くなっていく勾配にイヤキチになりつつも、日差しがあまり強くなくて心地いいです。サンギリ林道の展望はかなりのもので、上を見上げると遙か上の方にガードレールが見えたりなんかしてとてもイヤですけど、その分そこに到達したときの達成感もひとしおということになります。


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次の休憩ポイントは、滝見のはし。。。。イヤ、滝上の橋。。。。高所恐怖症の僕はこんなとこで止まるのか!という感じです。。。。写真?そんなもんよう撮りませんがな。。。。。


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(上のガードレールのところにいてたのです)



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ここらは、休憩の定番ポイントに違いない!ofはやまさんのケルビムとツーショット



再スタートします。もう、ここら辺まで来るとゴールは近いのですが、勾配は最後にガツンときつくなってきます。。。。ゆっくり走るのもしんどいです。。。。
林間に入って展望が利かなくなるとゴールは近かったはず!さあ、自問自答です。。。「しんどいのでゆっくりハアハアするか、しんどいけど一気にペース上げておもいっきりハアハアするか」
chara先輩ペースアップ!tatsumiさんが追いはります。ああああ。もう行ったれ!どうせハアハアするんやったら短い方がいい!
charaさんがペースダウン、何とかtatsumiさんに張り付くと、何とまだセンターギア踏んではります。戦意喪失の瞬間でした。。。。最後はちぎられてしまいました。


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(UGの兄♭♭♭さん、満面の笑みです)


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(パンターニのゴールシーンのような。。。)


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(ofはやまさんは、マイヨジョーヌが決まったトマ・ボクレールのような笑顔です)


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(えべっぷりさんは、いつもどおり、クールです)






ああ、もう動けません。。。。
「トンネルからの風が涼しい」と言われても動けません。。。。
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うへ~ここからまだ300mちょい標高上げんとあかんのか。。。。たまらんなあ。。。。何キロくらいあるんやろ。。。。
長い距離やとしんどいなあ。。。。短い距離でも勾配急なのでしんどいなあ。。。。どっちもイヤというのも困ります。

まあ、いけるとこまで行くか。。。。どうしてもこげなくなったら押してやる!
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ちょっと気が楽になって、ウィダー補給する元気も出てきました。
トンネルを抜けて、、、、、
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さあ、いよいよ橡谷西の谷林道に入ります。
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最初の左カーブを曲がると、絶望的な現実が待っていました。
そこには予想を遙かに超える急勾配の道が。。。。
数時間前もこんな感じの道登ったんだけど。。。。
もうあかんとなんべん思ったことか。。。。
シッティングではほとんど踏めなくなってきました。ずっとダンシングです。ダンシングは軽くても重くても疲れるので、負荷とケイデンスの兼ね合いが難しいです。ワイドギア比なランドナーですが、ギアの数自体は少ないので、ギアの選択が難しいです。chara先輩とBLKさんがす~っと離れていきはります。
なんで?何であんなにくるくる回せるの?BLKさんが見えなくなってしまいました。。。。BLKさんはグランテックです。24インチです。ローギアもちっこいの付いてるんですって!くう、心の底から羨ましい。
で、ちょろちょろと沢水の流れる場所で、休憩!
自転車停めれないほどの急勾配。面倒くさいので倒したままにしときます。。。。
ちょっと水分もなくなってきていたので嬉しい。。。。沢水は冷たくてとてもおいしい。。。。
激坂をなんとかかんとかこなして、稜線に出ると勾配は緩くなります。時々ちょっと下りみたいなとこもあって、心身共に優しいです。
と、UGの兄♭♭♭さんが目の前でバシューとパンク。42Bですけど、そこら中に転がる石のエッジが鋭く、運が悪けりゃあスパッ!っと。。。。
イヤ、それよりなにより、ここからが見物でした。。。。。
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(さ自転車を倒して。。。)


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(あ、っと言う間にホイールが外れてしまいました。左エンドは、真下にホイールが抜けるようになってます!)


タケノコ変速機は、ホイール着脱の際にどないしてチェンを処理すんのかな?と思ってたんですが、この自転車にはこんなギミックが仕込まれていました。
あまりに素早く作業が進んでいたので、全部撮りきれてません。
まずは左右のウイングナットを緩めて。。。。
ええ?左は普通にナットですけど、右はこれはウイングボルトです。。。。なるほどなあ。。。。。
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(右側のウィングボルト!こっち側にシャフト出てたらチェンに引っかかって鬱陶しいものね。)




無事チューブ交換が終わって、空気を入れて。。。。え?空気入らないんですか?
まあ、僕らがつけてるフレームポンプは半分飾りなんで。。。。。
僕は、先だってのツーリングでゼファールソリブロック踏みつけてぺしゃんこにしてましたので、現行のインフレーターを持ってました。こいつでシャコシャコと。。。。。入りました。
さあ、ホイールをはめて。。。。
“ごめ~ん!空気抜かなあかんわ。。。。忘れてた!”
と、UGの兄♭♭♭さん。。。。
折角入れた空気をもう一回抜くとな?
この自転車はカンチ仕様です。普通のカンチはアーチワイヤーが簡単に外れるようになってて、ブレーキアーチは簡単に開くのですが、この自転車の場合は両留め式。。。。すなわち、アーチワイヤーは左右ともロックナットで留められてます。ブレーキアーチを開くことが出来ませんので、ホイールをはめてから空気を入れないといけません。。。。
折角入ったエアをブシューと抜いて、ホイールをセット。。。。。
さあ、チェンはどうするのでしょ?
え?ケージに通ってませんけど????
ええ?あ!そうか!ケージは外側だけしか付いていないから内からチェンを普通に通せるんや。。。。。なるほどなあ。。。。。
さ、2度目はエアボンベで1秒でカンカンです。




さて、微妙にお腹がすいてきてます。ゴールはピークに立つという東屋です。勾配は緩めなので、非常に助かります。もう、多分ほとんど距離はないはずで、早く着きたい僕は、ダッシュしました。もう、多分心拍数は優に190を超えていたと思われ。。。。いくつかのカーブを曲がると、左手に東屋が見えました。

嬉しい!嬉しい!めっちゃくちゃに嬉しい。。。

とにかく自転車を停めて。。。。

ああ、もう登らなくていいんだよお~~~~~
あとは、上北山の車のとこまで下りだよ~
涙があふれそうですわ。。。。(まあまあ本当)


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みんなでお弁当を食べますが、僕はちょっと寝不足&疲れからか、いつもより空腹感を感じません。。。。食欲がない。。。。食べるには食べましたけど、少し残して、ベンチに横になります。東屋では、超アウトドアクッキング中のUGの兄♭♭♭さんオンステージです。
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優しい日差しに心地よい風を受けて微睡んでいると、誰かが言いました。

「ああ、まだ登ってるねんなあ。。。。」


えええええ~~~~!!!!!!!

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ほんまや。。。。登ってる。。。。あの道の向こうは下りでしょうか?

かなりショックですけど、仕方ありません。。。。



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(このアブ、僕の靴が大のお気に入りだったみたい。。。)





chara先輩が言いはりました。
「BLKさん、さっきからその左の脇腹、なんか血だらけなんですけど。。。」
BLKさん、
「うわ、ほんまや!」
とジャージをまくり上げると。。。。

そこには、間違いなくヒルが吸い付いたと思われる傷あとから、赤い血が止めどなく滴っているのでありました。。。。。

しかし、犯人は見当たらず。。。。自転車の振動で落ちたか。。。。
いや、もしかしたら、脇腹から更に下の方に侵略を進めているかもしれん。。。。

さっそくBLKさん、ズボンを脱ぐ!
犯人は。。。。。居てません。。。。。

「居てませんか、どっかに着いてたりしませんか?」とBLKさん、かなり焦ってはります。
「イヤ、まあ、今のところは大丈夫ですね。確実にチェックするなら、もう一枚脱いでもらわんと。。。。」
BLKさん、パンツの中を目視でチェック。
「うん、だいじょうぶや!」
しか~し、侵略がその先に進んでいるとすれば、かなり恐ろしい。。。。

ぎゃあ~~~!!!!

えべっぷりさんがそそくさとポーチからカメラを。。。
「あ、こら!」
とBLKさん。。。。

シュタッと出てきたえべっぷりさんの手には、マキロンが。。。。

ああ、えべっぷりさん、ええ人ですう〜〜〜



さあ、UGの兄♭♭♭さんもアウトドアクッキングに満足されたようで、そろそろ撤収です。





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(東屋からは小橡の集落がみえます。ということは、小橡から双眼鏡でこっちをみたら東屋が見えるのでしょうか。。。見てみたい。。。。)





僕も、ちょっとですけど、ご飯を食べてだいぶん元気になりました。坂道をえっちらおっちら。。。。一応上れます。。。。
さあ、下りです。もう下りしかありません。。。。
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しかし、台風の爪痕はなかなか強烈で、辻堂山林道と同じように細かい石が散乱したりして大変です。時々、止まって写真を撮ったり後続を待ったり。。。。
もう下りだけやと思えばなんかとても気持ちが高揚してきました。

そうこうしているうちに道がとんでもないことになってきました。。。。
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何でこんなことになるのでせうか?





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cancanさんとtatsumiさんがなかなか下りてこられません。微妙に心配していたら、来た来た。。。。
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ものすごいブレーキ音とともに、tatsumiさんの左足がにゅう~~っと。。。。足ブレーキ!!!
「ブレーキが全然きかへんねや。。。」

何でだろう?とみんなでよってたかって。。。。
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シューは定評あるマトハウザーですから、原因はそれ以外です。
シューの当たり面が真っ黒になってますので、UGの兄♭♭♭さんはナイフで刮ぎ落としはります。さあどうか。。。。
「あかんわ」と。。。。
「こないだは大丈夫やってんけどなあ。。。急にや。。。。」
「昨日、チェーンに油差したんやけど。。。」
みると、おお!かなりベトベト。。。。
リムの当たり面も黒いので、ちょっと指でなぞってみると、ひえー指ドロドロですやんか!

「リムにオイルが飛ぶと、ブレーキきかへんよ」という話でした。。。。

結局、charaさんの持ってはったウェットティッシュでリムも綺麗に拭いて、とりあえずこれで何とか。。。。。


上から下を行く道が見えるので、みんなでカメラ構えて待ってるんですが、先に下っていった誰もが下りていかない。。。。そんなに時間かかるような距離でも標高差でもないのですけどね。。。。。と、tatsumiさんが見えた!え?tatsumiさんってだいぶん後発やったけど。。。。何かあるんかいな?
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下っていくと。。。。
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げげげげ!!!!
道の2/3が無くなってます。。。。。かなりこわいです。。。。
こうやって写真を撮ってる間にも崩落してしまいそうです。。。。。

tatsumiさん、怪しいブレーキでこのコーナー、かなり怖かったでしょうに。。。。


激下りが終わるまでに何回か休憩しました。
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(う〜ん、ニューサイクリング。。。)


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ええ加減腕も指も疲れますので。。。。とそんなくらいの激坂が続いてたのです。そんな激坂を登らはった方が居てはります。。。。
つっちーさんが、このコースを前日に逆走してはります。。。。。
よう行きはりましたですね。
僕やったら、崩落ポイントで間違いなく引き返していましたね。あそこで引き返しても誰も「軟弱もん」とは言いませんから。。。
しかもあの勾配が延々。。。。
それを4時間ほどで周回されるとは!

みんなでおもいっきり噂しながら、走ります。



平坦になってからが気持ちよいこと。。。。
とてつもなくしんどい1日でしたけど、もう終わりとなると寂しいです。。。。
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デポした車に戻って、みんなで温泉に入って帰りました。




おわり。。。。。












温泉出てしゃべっているとき、chara先輩が言いはりました。

「帰りはどの道が早いの?」

げ!難しい質問です。
定番でR169をトレースすると、吉野で渋滞。明日香の辺と、橿原のあたりで渋滞。奈良市内に入ると更に渋滞。。。。
なので、僕はいつも福住インター経由で帰ってます。ひょっとしたら時間は微妙にかかるかもしれないけど、渋滞はほとんどありません。昨日はさらなるオプションで快適に帰ってきました。
奈良市内に入って、信号で止まってるとき、ふとchara先輩達はどこら辺やろう?と思いました。
そ・こ・で、BLKさんにメール。
「奈良なう。今どこら辺まできましたか?}
す・る・と、
「今は、伏見の辺。。。。」
え?マジで?そんなにぶっちぎられたの?どこ通ったらそんなに早く帰れるわけ?
「完敗ですm(__)m」
すると。。。。。
「へっへっへえ〜〜〜。まいったか! by えべっぷり」と。。。。
くっそぉ〜〜〜〜!!!
「参りましたとも!m(__)m m(__)m」

そんなこんなでイジイジと吉牛に向かった僕にメールが来ました。。。。chara先輩から。。。。。
「○○○の北側です。待っているから来なさい!」
へ?今から?
無理です。。。。
もう、Bセット豚汁+卵、来ますねん。。。。。



最後の最後におもいっきり負けました。。。。




こんどこそ、おわり。。。。
by tamz_ortho | 2011-07-26 11:03 | ケルビム