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衝撃の事実

すいません。今日は文章だけですねん。。。。
でもどうしても書いておきたい。。。。。


昔、四国を自転車でツーリングしました。
中学から高校に上がる前の春休みのことです。
それはそれは、僕の人生を大きく変える出来事でした。

祝校内入試合格
四国ツーリング1
四国ツーリング2
四国ツーリング3
四国ツーリング4
四国ツーリング5

と、6回にわたってブログネタにして、なかなか反響もあったシリーズでした。

あの時のまとめとして、
父親としての、子供に対するえもいわれぬ不安。
母親としての、子供への厳しさと優しさ。
を掲げ、
「よーし、僕もこれらを一つの目標として生きていこう!」ということでエピローグを迎え、「上手いこと纏まったもんだぜ!」と自分でもほくそ笑んだのは、なんともう8年も前のことだったのですですです!!



2人のわが子は大きくなり、上の娘は来年その中3になります。
さあ、どうだ?一人旅させられるのかあ?

結論

出来る! 出来るはず!

上は娘なので、そんなことさせませんけど、もしそういうシチュエーションになっても多分大丈夫だと思います。
我が子ながら上手いこと成長しよりました。
下の子供は中学2年。ちょっと遅めの反抗期に、「こいつ大丈夫かいな?」と心配をかけさせよりますけど、なんだかんだいって、こいつも大丈夫ではないかと。。。。。昔の僕のようにヒョロヒョロですけど、なかなか逞しいところもあるし、一人でも1週間くらいは普通に生活していきよると思います。
旅に出たいと言い出したら、喜んで出してやろうと思います。ただし、日本国内限定で。


しかしまあ、この8年で、オヤジが死んでしまうとは全く思っていなかった。。。。あの人は殺しても死なないだろうと。。。。そのくらいの勢いで生きてきた人でして、まあ、人の命ってあっけないもんだなあと思った今日この頃でした。。。。



いやいや、話し終わってはいけません!
そんなことじゃないんです!
いや、まあ、きっかけは死んだオヤジなんですけど、



オヤジが死んでそろそろ1周忌なので、墓参りに行こうと思いました。
おかんを乗っけて墓参りに行く、行きしなのこと、下の子供の塾の話が出ました。

下の子供は、家から2キロほど下ったところの駅前の塾に通っています。まあそれはそれでええのですけど、自転車で行きよるのです。はじめは途中休憩していた帰りの登り坂も、毎日通ってるうちに普通に上れるようになって、さすがに継続は力だねえ。なんて褒めてました。がしかし、雨の日でも自転車で行きよるのです。いやまあさすがに家出るときから土砂降りとかだったら、バスで行きよるんですけど、今は降ってないけど、帰りは間違いなく降ってくるだろうなあ。とか、ポツポツやなあ。いう場合は、間違いなく自転車で行きよります。
オヤジの僕は、雨でタイヤ滑ってこけよらへんか!(フラットバーロード25C)
嫁はんは、ずぶ濡れなって風邪ひかへんかいな!
と、それぞれ微妙に違う心配を。。。。。(笑)

そんな話を車の中で、おかんとしてました。その延長で、
「そういや、四国いったとき、帰り、新田駅までお父さん迎えに来るいうてきかへんかったわ。あれ、今ちょいわかるわ〜」
「ふーん。お父さんそうんなんいうてたか。」
「そこを動くな〜〜〜〜!みたいな感じで、有無を言わさずって感じやった。。。。」

そうだった!あの時、最寄りの新田駅から「今、着いたから」という電話を家にかけたんだ!
んで、なぜか普段は電話に出ないオヤジが出たのだった!かなり鮮明に思いだしたぞ!

まあいい。。。。。

「しかし、おかん、あの時僕をよう一人で行かせたなあ。」
「どういう意味や?」
「あの時、四国行く条件に、布団で寝ること。いうのと、国道府道などの大きな道を行く。いうのに加えて、一人で行くこというのがあったやん。」
「そうやった、そうやった。」
「今鑑みるにそれって凄くないか?普通逆やろ?」
「まあ、そうかなあ。。。」
「母の厳しさを肌で感じた時やったもんなあ。。。。なかなか仲間内でも感動されたんやで。」
「はあ?感動?  何に?  は〜っはっは!」
となかなか豪快に笑うおかん。。。。
「そんな理由ちゃうねんで。ほんまは。。。。」
「へえ?ちゃうの?内向的な息子をあえて旅に出すことで成長させようという、厳しくも優しい母の愛の感動の実話ちゃうん?」
「ちがうちがう!全然違う!」
「え〜〜〜〜!!!ちがうのぉ?」
「ちがうよ〜〜〜。」
「おおお???教えてもろうてもいいかなあ?」
「そんな感動の話やったら、そのまま信じてた方がええのとちゃうの?」
「いやいや、おもいっきり当事者やから教えてや。」
「聞かん方がええと思うけどなあ。。。。」


「理由は簡単! 一人で行かんと行かせへん!いうたら、行かへんやろうと思ったんや。」



え〜〜〜〜〜!!!!!!!!!






ええと、あの時、「ええ話や」と感動して下った皆々様、すいません。。。。35年目に明かされた、衝撃の事実です。。。。



ああ。。。。おかんやってくれるやん。。。。。。



「感動的な話の裏にある事実なんて大体そんなもんや。お父さんかって、迎えに行くまで待っとけ!とか何とか格好ええこというて、実は、たばこ吸いとうて家出たかったとかそんなんかもしれんで。。。。」



え〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!



この僕の脱力感、どうしてくれるんよ!

35年間信じてきた両親の愛。。。。。儚くも崩れ去りました〜〜〜〜〜!!!!!



墓の掃除して、オヤジと弟が眠る墓石に向かって手を合わせ、完全に無心になる自分にちょい笑ってしまいました。


亡くなった17才のままケラケラと笑う弟と、「人生、そんなもんや」と偉そうに腕組むオヤジ。。。。



なんなんあんたら!((`_´))




おわり
by tamz_ortho | 2015-12-07 23:13 | その他