2017年 01月 12日
うちにモールトンがやってきた!!!
うちにモールトンがやってきました。。。。。
「モールトン」って言ってもいいよね?ヘッドバッジも着いてるし。。。。。
トラスフレームで名をはせるアレックスモールトンは、アレックスモールトン博士によって設計された、小径車です。
僕は、基本小径車って食指が動かなかったんですが、モールトンだけは別です。。。。
がしか~~~し!!!
モールトンって、とにかく高い!
訳がわかりません。最上級モデルのダブルパイロンなんて、フレームだけでも130万円くらいします。
130万円ですよ!奥さん!
これに、走れるようにパーツ付けてご覧なさい、あーた!
ちょっといいパーツ組んだら、軽く200万円オーバーですがな!
上等の軽自動車充分買えるはず!
そんな、モールトンですが、ちゃ~んと安いバージョンが用意されとります。
パシュレイというメーカーがモールトンをライセンス製造しとります。
見た目は一緒。使用チューブがモールトンは中空パイプでパシュレイの方はムクのパイプになります。
本家のモールトンは「AM」という名前になってて、パシュレイはAPBなんて呼ばれてましたな。
過去形で書きましたけど、何年か前にAPBが廃版になりまして、入れ替わりにTSRが発売されました。
今回、うちに来たのは、TSRでございます。
パシュレイ製のモールトンは、APBの時もそうですが、TSRは基本的に完成車販売です。それでも20万円以上しますので、えらい高い自転車であることは間違いない。
しかも、このオリジナルのTSRをいじりにいじり倒された状態でやってきたもんだからこれまた凄い!
フレーム : TSR 分割フレーム Pashley社製
ハンドル : ITM スカット 400mm
ステム : ITM ミレニアム 110mm
バーテープ : フィジック ブラック
ヘッドスペーサー : 特注メルテンスオリジナル アルミ加工
ヘッドセット : カンパ 07 レコード 1インチ アヘッド
エルゴレバー : カンパ 07ベローチェ改 コーラス仕様
フロントメカ : カンパ 07 ケンタウル 直付
リヤメカ : カンパ 07 ケンタウル ショートゲージ
チェーンホイール : カンパ 05レコード 172.5mm 55×44
カセットスプロケ : カンパ 07 ケンタウル 10S 13~26
リヤエンドスペーサー : 特注メルテンスオリジナル アルミ加工
チェーン : シマノ CN7801
ペダル : シマノ 221 PD-M324
サドル : サンマルコ リーガル カンガルー革仕様
シートポスト : セルコフ 82CNC チタンシートピラー φ27.2
シートピラー用シム : 特注メルテンスオリジナル アルミ加工
ブレーキ : シマノBR-R600 ラージ
ホイール リム : ブェローシティ オフセットリム 32H
ホイール ハブ : カンパ 99 コーラス 32H
スポーク : 星 スターブライト ステンレス
タイヤ : ナショナル ミニッツ タフ 20×1.25
チューブ : Rエアーチューブ
リムテープ : ナショナル ウレタンリムテープ
フェンダー : モックオリジナル ホンジョー製
センタースタンド : KOOWHOオリジナル
これが、うちにやってきたTSRモールトンのスペックだそうです。\(◎o◎)/!
微妙に変わってました。バーテープは、ブルックスになってましたし、ペダルはシマノのロードペダルが着いてましたけど、ぼかあ、シマノのクリートすら持ってませんので、MKSタイム仕様にかえました。
昨日、仕事終わって帰ってきて、クソ寒いのに、どうしても乗りたかったので、走ってみました。
ずっと前に、Hawaii beer君と四万十行った時に、ちょっと乗らしてもらいましたので、小径のくせに結構走りよるのは知ってましたけど、改めて思いました。
普通に走るぶんには、小径であることを忘れてしまう!
ただし、常用スピードというのか?この速度域ならというのはある気がしました。
モールトンは前後エラストマータイプのサスペンションが装備されてるのですけど、MTBとかのサスペンションとは目的が全く違います。
小径車はホイール径が小さいので、段差に突っ込むと、かなりの衝撃が車体に加わります。モールトンのサスペンションはこれを緩和するのみ!サスの沈み込みによってキャスターを立てて、クイックなハンドリングを期待するとか、サスペンションストロークによって、大きな衝撃を緩和しようとか、そうういう意味で着いてるわけではありません。(笑)
リアサスにしてもそう。こつこつという突き上げをゴムで緩和しておこうというだけですので、前後サスペンションというても、フルサスのMTBのようなイメージではありませんです。
細かい段差なんて、全く気にならないし、平地をシッティングで走ってるぶんには、ポジションも含めてスポルティフのそれに近いフィーリングです。
がしかし、ひとたびギアをかけてダンシングすると、サスペンションが動いてしまいますので、フワフワするし、伸びないというか、進まん感覚です。
で、今日も、朝から走ってみました。
平地は、もう何にも言うことなしです。
これだけカスタマイズされた状態ですので、サスペンションの動作も完璧です。
ギャップを越えた後の、伸びた時のコツコツ感は仕方ないのかなあ?(笑)
直進安定性も、小径とは思えないし、ほんとストレスないです。
ハンドリングも意外に素直だったりします。なんかイメージ的には、急に切れ込む感じちゃうかなあとか思ってたんですが、狙ったラインに乗ります。
で、勢いでいつもの大仏線跡に入っていきました。
ちょっとした登りに、ヒイヒイ言いますけど、小径にどこまで求めるのかを探るのも面白い。
竹藪の中を抜けていく道のアスファルトは、竹の地下茎によってそこら中が盛り上がっています。ショック吸収性や、ハンドリングへの影響をチェックするにはちょうどいい!
なんだ?全然問題ないじゃん!面白くないほど普通に走ります。
ポカポカ陽気の中、写真撮って喜びます。
加茂駅の近所のC57
ちょっと長距離の登り坂はどうなんやろう????
ヘコヘコと岩船寺に向かいます。
しんど~~~!!!!!
まじしんど~~~~!!!!!
伸びがないというか、足を休めたら、途端に失速すんじゃん!
モールトンは、そのフレーム構造の特殊さから、比較的重いと言われていて、しかもAPB&TSRのパシュレイモデルはトラス部分のパイプがムク棒なので、さらに重い!
登らないはずだ!いや、自分も重くなっているからなあ。。。。
何しか、登り坂が多いところには行かないが正解かもしれん!
ヒイヒイいいながら、岩船寺着。
反フリー側はタンジェント組です。しかもこのリム、偏心リムだ!おちょこによるスポークのテンションが変わらないように色々と考えられてます。そりゃ、小径だからよりシビアだわ。
石仏巡りの道でショートカットしたら、落ち葉半端なかった。。。。。。(笑)
スタンドが付いているので、結構自由に置けます。(笑)
スタンドは、さすがに要らないと思うので、外すかもしれませんが、これもKOOWHOオリジナル。そないに簡単に外したらあかん気がします。(笑)
フレームの色が、グレーとブルーを足して2で割ったような微妙な色合いなので、結構飛んじゃうなあ。。。。
休憩してる時に気付きましたが、エンドプラグにもブルックスのネーム入ってたり、ケーブルはちゃんとカンパ純正だったりと、抜かりない!
これ、かなり手の入った自転車ですやん!
てっちゃんさん、有り難うございます!
大事に乗ります!